妊娠してショッピングをしていると ついつい買いたくなるベビーグッズ。出かけるたびに靴下やらスタイが増え、いざ出産間際になった時に「あれ?同じものがたくさん、でも本当にこれで赤ちゃんが生まれて来て生活できるかな?」ってご相談をよく受けます。
これまで夫婦2人だった生活から赤ちゃんがいる生活に入ります。ベビーグッズはどれも必要だし便利そうだけど、赤ちゃんのいる暮らしを考えながら用意すると 本当に用意しないといけないものが見えてきます。
産後1ヶ月検診が終われば少しづつ外出もできるし、今はネットショッピングも充実していて頼んだら翌日には配達もしてもらえます。
合う合わないはその子、その家庭によって違うもの。生まれてから一緒にショッピングのお楽しみも残しつつ 今回は初めての出産を前に、新生児期に本当に必要なものをまとめてみましたのでご覧ください。
目次
1、いつから準備するの
早産傾向で自宅安静になることや里帰り前にある程度の用意が必要な人もいます。妊娠初期はネットやベビー用品のカタログで情報を得たりしながら過ごし、お買い物は安定期を過ぎた20週ごろから妊娠35週ごろまでには揃えていくといいでしょう。
出産準備を考えることは「どんな子が生まれてくるんだろう」「このことどんな生活を送っていきたい」と、単にものを揃えるだけではなく 新しい家族を迎えるお母さんやお父さんの心の準備期間です。
お母さんは自分の体の変化もあり妊娠中から母性がぐんと出てきますが、一緒にお父さんになるはずの旦那さんの父性は母性より出てくるのが遅く、どこか他人事なことも多いものです。
こんな時こそ巻き込んで、一緒にお買い物に行ったり雑誌を見たり 選んだりと「夫婦一緒に」赤ちゃんの準備をしてあげてくださいね。
2、出産後すぐにいるものリスト
今回は出産後お家に帰ってすぐから必要なものを どんな時にどうやって使うからいるのか?いらないのか?と考えながら、一緒にシーン別で最低限の数の用意をしていきたいと思います。
肌着・お洋服編
赤ちゃんは新陳代謝も激しく、またミルクやおしっこなど何かと着替えることが多いものです。季節によって素材を変えたり、量を調整します。
□短肌着: 5枚
赤ちゃんの下着です。夏はこれ1枚で過ごせることが多いので重宝します。一般の新生児サイズは50ですが例えば60と半々で用意していても長く着れます
□長肌着: 3,4枚
縫い目も最低限しかないのでオムツ替えの多い ねんねの新生児の間は短肌着➕長肌着がお世話もしやすいでしょう。ウンチやおしっこの汚れで一日何回もお洗濯をすることがありますので5枚ぐらいあっても助かります(薄いのでお洗濯もすぐ乾きます)
動きが出始める2,3ヶ月を過ぎると足元がはだけやすくなります。ドレスにもカバーオール型にもどちらにも使える兼用ドレスと半々で用意してもいいでしょう。
□コンビ肌着 3枚
動き出してもはだけないように股下がホックで止めれます。日中や成長に伴ってこの肌着をつけることも多いでしょう。
□おくるみ 2,3枚
ガーゼ生地のもの、タオル生地のものは何枚あっても困りません。お昼寝時の掛け物やお外に出た時さっと巻いてあげて風よけ、おむつ替えシートの代わりに…など用途は多彩です。バスタオルでも十分代用できます。
□カバーオール:2,3着
動きが出てきたら使います。出産祝いでいただくことも多いのでまずは最低限で大丈夫。はいはいを始める前ごろまではこの形の50〜70サイズを着用することが多いです。
□ベスト:1着
秋・冬生まれの赤ちゃんはあったほうが便利です。カーデガンだと袖が余ってブカブカ、よだれでべちょべちょになることもあります。そのまま寝かせることもできるベストは重宝します。
□靴下:1,2足
季節によっては外出時履かせますが小さいサイズはすぐにサイズアウトしますので最低限を用意しましょう。
足で体温調整をしたり、動きを妨げないようにお部屋の中では基本的に 一年中裸足でも大丈夫です。代わりにレッグウォーマーがあると少し寒い時や紫外線対策にいいようです。
ねんね編
赤ちゃんが静かに休める空間を作りましょう。お昼間はお母さんに近いリビングで、夜は寝室で一緒に…など、動線を考えてねんねスペースを用意するといいでしょう。
□バスタオル 3枚
夏場はタオルケットがわりになったり、おくるみ、シーツのかわりにもなります。触り心地もいいもの 洗濯して乾きやすいものを数枚 赤ちゃん用に用意してもいいでしょう。
□赤ちゃん組み布団 1組 大人の布団は大きくて赤ちゃんが埋もれてしまうことがあり危険です。最低限 赤ちゃん用の上掛け布団は用意しましょう。
生まれてみて以外と多いのが おっぱいも頻回だし大人の布団で添い寝をしますって方。その際も掛物は赤ちゃん用の軽いものを用意するなど工夫をしてあげてくださいね。
敷布団も大人用を使用する際は硬めのマットレスタイプがいいでしょう。赤ちゃんセットのお布団はお値段もピンキリですが使う期間は案外短いので「そんなに高価なものでなくてよかった。」との声をよく聞きます。
使わなかったらお昼寝用と割り切ってしまうか、新生児期だけでも赤ちゃん布団で・・・という方はレンタルでも大丈夫です。
□ベビーベット お布団と同じで添い寝をする方は使わなかったという方多数。埃から守る、例えば上の子がいたり動物を飼っていて離したい、赤ちゃんスペースがあったほうがいいという方はご用意ください。こちらもレンタルしてから購入を考えても大丈夫です。
お風呂・オムツ・洗濯編
赤ちゃんってとっても小さくってマシュマロのようにほわほわしています。言い換えると皮膚もとっても弱くって少しの刺激で影響を受けやすいもの。毎日綺麗にしてあげたいですね。赤ちゃん専用のものを用意していきましょう
□ベビーバス:1つ
衣装ケースやタライで代用される方もいます。生後1ヶ月はお母さんが入浴できないので赤ちゃんだけを沐浴させてあげられるもの、場所を考えてご用意ください。
収納を考えビニールで膨らませられるものもあります。本当にいるのは1ヶ月程度ですが、ウンチで汚れた時のお尻洗いに・・としばらく使うこともできます。比較的安価なので大きくなったらお水遊びプールなどにして使ってもいいですね。
□沐浴布:1枚
薄手ものを用意しましょう。ガーゼなどで代用できます
□湯上りタオル:2枚
バスタオルで代用できます。
□赤ちゃん石鹸:1つ
無添加、低刺激性など 赤ちゃんの肌は弱いのでできるだけ赤ちゃん専用のものを用意します。
□爪切り:1つ
ベビー用のハサミタイプのものが使いやすいです。すぐに伸びるので用意しましょう
□綿棒:1セット
お耳の掃除や便が出ない時刺激をするのに使えます。赤ちゃん用のものを用意しましょう。
□洗濯石鹸:1つ
洗剤の残りが皮膚を介してかぶれたりすることがありますので界面活性剤、蛍光塗料などのないものを選びましょう。固形のコラージュ石鹸や、ポンプ式のベビーソープでもいいです。
□オムツ:新生児用2袋
まずはこのぐらいで大丈夫です。箱売りもありますが、まず生まれた赤ちゃんの体型を見て買い足していきましょう。メーカーによって企画が少しづつ違うので違う種類で用意して、試していくのもオススメです。
今は24時間空いているお店もあるし、ネットショップで翌日配達もできます。生まれてからの買い足しで十分です。大きめの赤ちゃんはすぐにSサイズに移行します。
□おしりふき:4〜6パックセット➕必要なケース
アルコールフリーのものは手や口も拭けるので肌が弱い赤ちゃんでも安心であると便利です。ケースに入れて例えばお風呂場近くの脱衣場、ねんねのお部屋、リビング・・・など必要と思われる場所にセットしましょう。
□オムツ替えシート:1
バスタオルで代用できますが、防水になっていると便利です
お出かけ編
車がメイン?お手伝いしてれる人はいる?住んでいる場所はベビーカーで動きやすそう?などなど自分たちの環境を見直しながら何が最初に必要か考えてみましょう。
□マザーズバックまたはリュック:1
お出かけの時には赤ちゃんを抱えと荷物をどう持って移動するか を考えましょう。カバンの中にはオムツに着替え、小さなおもちゃ…1泊旅行に行けそうな荷物がはいります。
両手が空くリュックタイプも人気ですね。出し入れしやすい口の大きなものが使いやすいようです
□チャイルドシート:1人1台
産後退院する時から着用が義務付けられています。装着が難しいものもあるようなので、購入し、新生児用にセッティングも終わらせておくといいと思います。双子や兄弟がいる際も子どもの人数分必要になります。
ミルク編
母乳で育てるか、粉ミルクで育てるかによって必要なものは変わります。母乳を希望する人は助産師や医師に相談し、妊娠後期からおっぱいの手当てをしておくのもいいですね。
ここでは母乳・ミルクどちらがいいではなく、元気に育つためにまず必要な栄養を得るための用意としてミルクを考えていきたいと思います。
□粉ミルク:小さいものを1缶、またはスティックタイプなど携帯用を1箱
入院中に助産師より「粉ミルクを用意したほうがいいかも」って言われてからネット等で追加しても間に合います。
携帯用はその都度開封するので、もし使わなくても、少し大きくなってから離乳食づくりなどにも活用できます。
□哺乳瓶:1,2本
母乳でいけた場合は離乳食初期にお白湯を与えたり、果汁を与える時に使うこともできます。ミルクと同じで生まれてからでも揃えることができます。大小1つづつあれば安心といったとこでしょうか。
□乳首:1,2個
哺乳瓶に合わせて1,2個用意します。ゴム製やシリコン製、またサイズもいろいろありますが、赤ちゃんによって飲みやすいものもあるようです。まずは1つ買っているようだと後で買い足しでも大丈夫です。
□哺乳瓶消毒:1セット
電子レンジで使うもの、液体消毒など色々種類があります。置く場所などに応じて決めてください。液体の場合は消毒ケースもいりますが大きめのタッパーなどで代用もできます。
煮沸消毒をされる方はなくても大丈夫です。生後1ヶ月は何らかの消毒使用が推奨されます。
3,急いで用意をしなくても大丈夫なもの(なくても困らないもの)
□抱っこ紐
先輩ママから「これよかったよ」と出産祝いに戴くことも多いようです。自分で購入する場合は生まれてからでも大丈夫です。
「新生児用のパッドがあってよかった。」というお母さんもいれば「その時期全く外に行かなかったし、使いづらかったからいらなかった」そんなお母さんもいます。
3ヶ月検診の頃にはあったほうがよかったものランキング入りしますので、その頃までには用意できたらいいでしょう。
□ベビーカー
これも生まれてからでよかった。や、買うとしても最後でよかった。その声をよく聞きます。新生児が乗れるものを買うと 場所を取りますし、早く買ってしまってモデルチェンジされた。ってこともあるようです。
教室に来る先輩ママさんは「新生児期はおくるみの抱っこで十分!赤ちゃん抱っこ取り合いだし笑 1ヶ月検診が終わる頃には少し生活も慣れ、ジブンにあった赤ちゃんを連れてだけける動き方が分かって来るからそこから選んで見ては?」とアドバイスをいただきましたよ。
特に用意をしなくても大丈夫なもの
セット売りに入っていることもありますが、なくっても困らないことが多いものをあげてみました。ご参考にどうぞ。
□赤ちゃんシャンプー
赤ちゃん石鹸で十分対応できます。髪の毛の量は個人差があるので少ない子は1歳でも出番がなかったってことが多いようです。
□くし
これもなくって大丈夫。髪の量に個人差がありますし、とくほど伸びていないことがほとんどです。
□ベビーまくら
頭のカタチを綺麗にしたいと、ドーナツまくらを用意することがありますがタオルなどで代用できます。
□ミトン
赤ちゃんは爪がすぐ伸び顔を引っ掻くことがありますが 自由にものを触ることも成長には必要です。
□スタイ
出産祝いでいただくことも多いもの。ねんねの赤ちゃん時代はミルクの吐き戻しなどのために1,2枚用意してもいいでしょう。新生児きはガーゼハンカチなどで十分代用できます。
4,まとめ
どうだったでしょうか?赤ちゃんの準備はどこまでやって完璧というより、完璧にしようと思えば思うほど増えていくもの。
成長に合わせて服のサイズもどんどん変わるし、母乳でいけたら哺乳瓶はほぼ使わない。
安定期に入る20週を過ぎた頃から少しづつ赤ちゃんとの暮らしを考え、物は少なめ最低限に、赤ちゃんへの思いをたくさん用意してあげたいですね。
今回はあげませんでしたが洗濯機など大型家電をこの機会に買い替える人、空気清浄機などを新しく揃える人も多いようです。
「これいるかな」「生まれてから考えよう」というものはリストにしてお店や価格などを調べておくのもいいですね。いざっていう時にはリストを元に動きましょう。
お洋服は水通し、オムツおしりふきやオムツ用のゴミ箱とセッティング、組み立てのいるものは組み立てて、赤ちゃんを迎える用意をしてください! あとは心の準備でシュミレーション笑 いつでも生まれてきてね!って思えた時、きっと会えると思います♡
おうち子ども教室♡いちご組
関連記事
いいだ よしこ
最新記事 by いいだ よしこ (全て見る)
- 赤ちゃんが誤飲したかも!となる前に「誤飲チェッカー」を使おう - 2017年9月30日
- バスボムの作り方はこれが簡単!子供とのお風呂が楽しくなる作り方と入浴法♪ - 2017年9月18日
- 豆腐×ホットケーキミックスで「ふわふわパンケーキ!」|離乳食後期&アレルギー除去のおやつに♡ - 2017年9月2日
- 1〜2歳、子供が喜ぶ手作りのおもちゃ♪「ポットン落とし」 - 2017年7月31日
- 赤ちゃんの楽器♪おすすめおもちゃはなぁに?【音声つき♪】 - 2017年6月30日