こんにちは。保育士の柳です。
赤ちゃんと遊びたいんだけど、どうやって遊べばいいの?
赤ちゃんの好きな遊びってどんなこと?
少しずつ表情が豊かになってきた赤ちゃんと遊ぶと、赤ちゃんも嬉しいし大人も幸せな気持ちになれますよね。
ではどうやって遊んだらいいのでしょう?
目次
1.赤ちゃんと何をして遊べばいい?遊びのポイント
答えは、どんなことでも♪
抱っこしてぎゅーっと抱きしめるのも、こちょこちょとくすぐるのも素敵なふれあい遊びですね。
「いい子だね~かわいいね~♡」と見つめるのも、フンフン♪とオリジナルの鼻歌を歌うことだって立派なふれあい遊びです。
1-2.赤ちゃんが喜んでいるかどうか、よく表情を見る
どんな遊びでも、赤ちゃんが喜んでるかな?笑ってるかな?とよく表情を見て遊ぶことがポイントです。
興味がなくなったり、ぐずり始めたら無理に遊ばずおしまいにしましょう。
1-3.繰り返しの遊び
子どもは遊びでも絵本でも、[繰り返し]が大好き。繰り返すことに安心します。
大人が「またやるの?もう飽きたよ〜…」と思っても(笑)、赤ちゃんが喜んでいるのなら繰り返し繰り返し同じ歌・同じ遊び・同じ絵本を楽しんでみてくださいね。
また子どもの集中力はとても短いので、あれこれと遊び始めて落ち着きがないように思うかもしれませんが、[落ち着きがない]のではなく[好奇心が旺盛]なのです。
[好奇心が旺盛な子]は、遊び上手で学び上手。
大人の価値観に子どもを当てはめすぎないように意識するのも、大切なポイントかもしれませんね。
2.わらべうたのふれあい遊び
では具体的に赤ちゃんが喜ぶ遊びを知りたいという方へ、赤ちゃん教室で人気の赤ちゃんが大好きな遊びをご紹介します。
楽しい親子の時間をお過ごしくださいね。
スカーフや薄いハンカチを使って遊びます。
2-1.赤ちゃんが喜ぶ歌遊び♪魔法のふわふわ布遊び
昔から伝わるわらべうた遊び。
[じいじいばあ]の部分は、[いないいないばあ]をして遊びます。
[いないいないばあ]遊びは、特に5.6か月頃からの赤ちゃんが大好きな遊びです。
遊んでくれる人が[消える][出てくる]のちょっとした危機感やドキドキ感が楽しいのかもしれませんね。
このふわふわ布は、遊んでくれる人の顔が布越しに透けて見えるので、不安もなく布越しの風景が不思議に見えるようで、赤ちゃんが大好きな遊びです。
1才2才になると、自分で布を持って「じいじいばあ」と遊び始めます。
親子でほっこりとしたあたたかい雰囲気で遊べるのが、わらべうたの素敵なところです。
赤ちゃんはママの声・パパの声が一番安心します。なるべくならCDや動画の歌ではなく、肉声で歌ってあげてくださいね。
それでは、一緒に遊んでみましょう!
2-2.「じいじいばあ」遊び方動画
[じいじいばあ]
♪じいじいばあ じいじいばあ (布でいないいないばあをする)
チリンポロンと とんでった (「とんでった」で布を上に飛ばす)
*音が出ますので、音量にご注意ください。
3.赤ちゃんが喜ぶ遊び・ふれあい遊びの効果
わらべうたのふれあい遊びで、楽しく遊べましたか?ここで少しだけ、具体的なふれあい遊びの効果をみていきましょう。
3-1.知能・運動能力の発達(五感を刺激する)
目や耳、皮膚から刺激が入ると、脳内に電流が流れ神経細胞がつながっていくといわれています。
月齢が進んだ子は体幹を刺激するような遊びを好むようになります。
ふれあい遊びの中で体幹を鍛えたり、バランス感覚を養うことにつながります。
私はよく子ども教室で、「子どもに賢くなってほしい人は、子どもにたくさんたくさん触って、可愛いね、大好き♡って言うことを毎日の日課にするといいよー」と冗談っぽく言っています。
でも実は冗談ではなく、子どもが自分のことを[自分は価値のある大切な存在なんだ]と思える最も効果のある方法かなと思っています。
簡単にできてお金もかからない日課なので、ぜひ寝る前などに抱っこでぎゅーをする時間を取ってみてくださいね。
3-2.心の発達 おやこの信頼関係を結ぶ(自己肯定感の根っこを育む)
たっぷり肌に触れてもらうと、人への信頼感が育つ。
「肌は心をつかさどる脳に最も近い」といわれています。
皮膚にふれると、“オキシトシン”というホルモンが出ます。
このホルモンは、愛のホルモンと呼ばれ人を信頼させる働きがあります。このオキシトシンは、子どもはもちろん一緒に触れ合うママにも分泌され、幸せをより感じられるようになります。
スキンシップを多くとっている子どもほど情緒が安定していて、少ない子どもは攻撃的で友達とうまく関われない割合が高いという研究結果があります。
ふれあって遊ぶ効果についていろいろ書きましたが、頭で考えるより赤ちゃんになでなでして遊びましょ♪
赤ちゃんと一緒にいて楽しければいいんです。
難しいことは考えずに、お子さんと一緒に触れ合って遊びましょう!
ママや遊んでくれるオトナが楽しければ、子どもも楽しい。
この経験を何十回何百回と積み重ねていくことで、子どもの自己肯定感の根っこをぐんぐん育んでいきます。
3-3.赤ちゃんのひとり遊びはいつから?
ひとり遊びと言うと、[自分で積み木を積む]とか[シールを貼る]などをイメージする方もいるかもしれませんが、自分の手やおもちゃをペロペロ舐めることも、「アークー」など声を出してみるのも立派な[遊び]です。
ひとり遊びは、生まれてすぐから始まっています。
子どもがじーっと何か遊び始めたら、まずは声をかけたくなっても見守ってみてください。
可愛いので「何をしてるの?」と声をかけたくなってしまうのですが、ちょっとだけ我慢。
子どもはせっかく集中して遊びこんでいます。集中力・想像力を育んでいる時間にもなりますので、「どんなことを考えているのかな?」と観察してみてくださいね。
赤ちゃんの遊び まとめ
遊びを通して育つ力としては、元気な身体を作ったり、心を育み知力を向上させたり、見る力・聞く力・話す力を育むなど、たくさんの得るものがあります。
でもその力は、親子でたくさん遊んだ副産物でしかなく、大切なのは赤ちゃん・子どもとの生活を楽しくて幸せだと家族みんなが思えることが一番なのだと思います。
どの赤ちゃんの笑顔も、ただそこにいるだけで周りの人をハッピーにする力を持っています。
そんな赤ちゃんの笑顔をさらにたくさん見られるひとつの方法として、ふれあい遊びを楽しんでもらえたら嬉しいです。
おうち子ども教室♡いちご組
関連記事
やなぎ あいこ
最新記事 by やなぎ あいこ (全て見る)
- 大自然の中で感性を磨く!石田勝紀先生と【農業✖️教育1dayイベント】 - 2023年8月27日
- 9月子育て応援サロンココロ - 2023年8月27日
- 一生もの体験しよう!石田勝紀先生監修【農業✖️教育イベント】募集 - 2023年5月8日
- 柏|【子育て応援サロンココロ♪】はじまるよー♪ - 2023年3月1日
- お母さん業は超優秀スキル! - 2021年7月14日