こんにちは。保育士の柳です。
子どもの頃、母が立っているキッチンからスボンジ生地やクッキーが焼ける甘く香ばしい香りがしてくると、ワクワクしたことをよく覚えています。
お母さんの作ってくれたおやつを食べていると、幼稚園や学校であった嫌なこともいつの間にか忘れてしまう、そんな気がしました。
子どもは、高級ホテルのパティシエ特製ゴージャスケーキよりも、お母さんが作ってくれる素朴なおやつが大好きなんです。
どうしてなのかな? それはきっと目には見えない魔法の調味料母の愛がたっぷり入っているからだろうなあと思うのです。
自分が親になり、サツマイモを蒸して出しただけなのに「おいしい〜♡」とニコニコ嬉しそうに食べてくれる子どもを見ると、私の心の中もぽかぽかとあたたかくなる気持ちを感じます。
そうやって心を込められた食べ物は、心もお腹もを満たしてくれるものなのですね。
昔、何かの本で読んだ言葉を思い出しました。
[口]はエナジーの出入り口なので、[食べる]ということはとても大切なこと。
心が沈んでしまった時は、食べられなくなったり、声が出なくなってしまう。
逆にモヤモヤして心が誤作動を起こしてしまう時は、本当は愛が欲しいのに、食べ物を大量に食べ過食になってしまう。
愛が欲しいのに食べ物に走ってしまうので、食べても食べても心が満たされずに食べ続けてしまう。
なるほど。食はとても大切なこと。
それはわかっていても、現代の忙しいママは時間も余裕もなかなかありませんよね。
真面目なママは「忙しいけど、子どものために何か手作りしなくてはいけないわ!」と疲れた身体にムチを打って頑張ろうとしますが、[◯◯しなくてはいけない]と思うととても疲れませんか?
りんごを剥いただけ、サツマイモを蒸しただけ、おにぎりをひとつ作るだけでも、母の愛が詰まった食べ物は、子どもが喜ぶ素敵なおやつです。
頑張りすぎず、肩の力を抜いて♡
もし次にご紹介するおやつを「簡単だし作ってみようかなー」と気が向いたら作ってみてくださいね♪
目次
1.手作りおやつ簡単 蒸しパン
ふわふわで柔らかくて甘くておいしい蒸しパン。蒸しパンは、比較的カロリーも低く柔らかくて小さな子も食べやすいです。
1-2.離乳食の手作りおやつにも♪
お家で簡単に作れて、卵を使わないので卵アレルギーの子でも安心して食べられます。
使う材料も、普段お家にあるものばかり。
作り方も、[混ぜる][型に流し込む][蒸す]の3ステップで簡単にできてしまいます。
今回は、そんな簡単にできて子どもが喜ぶ蒸しパンの作り方をご紹介いたします。
レシピは私がずっと愛用している、婦人の友社の[はやね はやおき 4回食]からです。
・小麦アレルギーのある場合は、食べられませんのでお気をつけください。
1-3.用意するもの
■蒸し器(せいろ・ステンレス製のもの。)
*蒸し器が無い方は、下記に即席蒸し器の作り方を紹介しています。
■型(金属のプリン型にパラフィンを敷く・製菓用アルミカップや、お弁当用のシリコンカップでもOK)
■ボウル・ゴムベラ(無ければ木ベラやしゃもじでも代用可)
1-4.材料 6個分
■薄力粉 100g
■ベーキングパウダー 小さじ1.5
■牛乳 90㏄
■砂糖 大さじ4
■塩 ひとつまみ
■レーズン40g(ぬるま湯で軽く洗う)
1-4-1. ベーキングパウダーの選び方
お菓子作りでよく使うベーキングパウダーは、アルミフリーのものをオススメします。
アルミニウムは過剰に摂取すると、腎臓や膀胱への影響などがあると言われています。
ラットを用いた動物実験では、アルミニウムを多量に投与したときに腎臓や膀胱への影響や握力の低下などが認められています。
引用:厚生労働省 食品中のアルミニウムに関する情報より
特に身体の小さな子どもには、選べるのならアルミニウムの入っていないベーキングパウダーを選びたいですね。
私は手に入りやすい[ラムフォード]を使っています。
2.手作りおやつ☆蒸しパンレシピ
1.薄力粉とベーキングパウダーを合わせてふるう。
2.砂糖と塩を牛乳に入れて煮とかして冷ます。
私はレンジでチンしてます。きび砂糖を使っているので、ミルクティー色ですね♪
3.冷ました牛乳と1の粉を合わせてさっくり混ぜる。
4.3にレーズンを混ぜ込む。
コネコネと混ぜすぎると、膨らまなくなるので粉っぽさがなくなる程度でokです。
5.型に生地を入れていく。2倍に膨らむので、大さじ山盛り1杯くらいずつ。
6.蒸し器の水を沸騰させて型を蒸し器に並べる。
7.強めの中火にして約12分蒸す。
8.竹串を刺して生地がつかなければ出来上がり♪
湯気でカメラが曇ってしまいました。笑
あたたかいうちに召し上がれ♪
2-1.蒸し器が無くても大丈夫♪ 即席蒸し器の作り方
1.深めの蓋付き鍋・お茶碗など陶器の器・皿を用意する。
2.鍋の中にお茶碗を逆さに入れて、お水をはる。
3.逆さのお茶碗の上にお皿を乗せてから、火にかけ沸騰させる。
4.沸騰したら、お皿の上に蒸す食品を乗せて、蓋をして蒸す。
3.まとめ
子どものおやつについて、各家庭によって考え方は様々です。
小さな頃から気にせず市販のお菓子を食べさせていいという考え、正反対に砂糖系・添加物は一切与えたくないという考え、添加物や砂糖は気になるけど摂りすぎなければいいよという考え。
ママ友との子育て考えの違い
数年前のことです。
仲良くなったママさんが親子で我が家に遊びに来てくれた時、おやつに子どもが喜びそうな小さな手作りパンを出したんです。
きび砂糖ときな粉を軽くまぶした甘いパンです。
そのお子さんは娘と一緒にパクパク食べ始めました。
するといきなりそのママが「ちょっとごめん、待って!」と自分の子からパンを取り上げて、パンの周りの砂糖を「ごめんね…」と言いながらはたき落とし始めました。
「うちは、砂糖は食べさせてないの。ごめんね」と申し訳なさそうに謝られたので、「いやいや、知らなかったとはいえ、こちらこそ砂糖だらけのものを出しちゃってごめんね…」と何とも気まずい思いをしたことがありました。
子育ては、おやつひとつとってもいろいろな考えがありますね。
蒸しパンを作っていたら、別室にいた娘が「食べたーい!」と野生の鼻で嗅ぎつけて来ました。笑
おやつができあがる甘い香りは、大人も子どもも幸せな気持ちになれますね。
ぜひ、親子でおいしいおやつ時間をお過ごしください♡
おうち子ども教室♡いちご組
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やなぎ あいこ
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