こんにちは。保育士の柳です。
子どもが生まれると、急に周りから「お父さん」「お母さん」と呼ばれるようになり、責任感の強い人ほど【子どもを育てる責任】をひしひしと感じているのではないでしょうか?
でも大丈夫です。子どもが3か月なら親歴もまだ3か月。2歳ならまだ親歴たった2年。
子どもと毎日向き合っていれば、子どもが私たちを少しずつ親にしてくれます。
そうは言っても、子どもの心・身体の発達や子どもの特性については、たくさんの専門家が研究をしてたくさんのことがわかってきています。
知っていた方が子どもの健やかな育ちに良いこと・知っていた方が子どもとの接し方が楽しくなったり気持ちが楽になることがたくさんあります。
今回は、そんな楽しい子育てへの宝探しのようなヒントと知恵がたくさん詰まっている、ママと子ども舎が「この本はとってもオススメ♡」というお気に入りの育児本だけを集めてご紹介します。
私は仕事柄もありますが、昔から育児本や子どもの本を読んで集めるのが好きで趣味?なので、熱く語ってしまう部分もあるかもしれません。
飽きたら「はいはい」と、次へ読み流してくださいね、スミマセン。笑
もし興味のある本を見つけたら、子どもがお昼寝をしている間や、パパや周りの人に子どもをお願いして外でお茶を飲みながら、ぜひ読んでみてください。
目次
1.育児本|読みやすくて人気編
育児本ってなんだか難しいイメージがあるなあという方は、読みやすい本から始めるのがおすすめです。
1-1.『花咲く日を楽しみに〜子育ての悩みが消える32の答え〜』 佐々木正美(主婦の友社)
この本の表紙をめくった見返しには、こんな一文があります。
「子どもというものは、球根のようなものです。
どんな花が咲くのかわからないけれど、きっと美しい花が咲く。
信じて、辛抱強く見守っていける人こそ、子育ての上手な人です。」
この本の著者は、多くの著書を出版されている児童精神科医の佐々木正美先生です。
佐々木先生の本を読んでいると、ふっと肩の力が抜けて「そんなに頑張らなくてもいいんだな」と心をマッサージしてもらえるような感覚になるんです。
本の中には、32の親の悩みに佐々木先生が応えています。例えば、「我慢できない娘に疲れています。」(4歳の母)など。
本の題名にもなっているように、この子の球根からはどんな色のどんな形の花が咲くかな?そんなことを想像しながら読めます。
1-2.『子どもはみんな問題児。』 中川李枝子 (新潮社)
「ぐりとぐら」の著者でもある中川李枝子さんは、保育士として17年間働いてらっしゃった経験からたくさんのメッセージを絵本や本で発信してらっしゃいます。
本の題名でもあるようにいスパッと「子どもはみんな問題児」と言い切られてしまったら、「いい子にしよう」だなんて思わなくなりますね。
いたずらっ子=生きる力に満ち溢れた子ですから♪
1-3.『3歳までの子育てに大切なたった5つのこと』佐々木正美(講談社)
この本は3歳までに押さえておきたい子育てのポイントを、わかりやすく簡潔に書いてあります。下記のようにイラストが多くて字も大きいので、忙しい時も要点を掴んで読めます。
ちなみにこの本は、ママと子ども舎の子ども教室プチ講座でも、よく使わせていただいています。
2.育児本ベストセラー編
やっぱり長く愛されて人気のある本は、内容も濃くてわかりやすく、心に響きます。
2-1.『子育てハッピーアドバイス』シリーズ 明橋大二 (1万年堂出版)
著者は、精神科医でもありスクールカウンセラーでもある明橋先生。発達心理学をわかりやすい言葉で、子どもの心を代弁したりママの心の声を代弁しているので、「そうそう!そうなの」と頷きながらあっという間に読み終わってしまいます。
『赤ちゃんに抱きぐせをつけてはいけないという人がいますが、これは間違っています』
『叱っていい子(情緒安定タイプ・おおらかタイプ)』と『叱るのに注意が必要な子(気が小さい子・意地っ張りタイプ)』がいる。
子育てのポイントがわかりやすく書かれています。
カラーの漫画やイラストも多く、気楽に読みやすい本です。
2-2.『子どもへのまなざし』 佐々木正美 (福音館書店) シリーズ全3巻
きっと全国どこの図書館でも本屋さんにも必ず置いてある、子育てのバイブル本ベストセラーです。私も自分の子育ての中で迷った時、疲れた時にこの本を開いています。
まさに迷える子羊ママのバイブルです♪
佐々木正美先生には何度かお目にかかったことがあるのですが、穏やかで瞳の奥も慈愛に溢れていて、本当に子どもが大好きな素敵な方です。
個人的にはお子さんのいる家庭には一家に一冊、出産祝いとして配給してくれたらいいのにな、と思うくらいオススメです。
「いやいやえん」「ぐりとぐら」の絵で有名な山脇百合子さんの温かな挿絵も素敵です。
辞書のような分厚いハードカバーで、子どもへのまなざし・続こどもへのまなざし・完子どもへのまなざしの全3冊。
3.おすすめの育児本
子どもの成長に合わせて、長く使える本です。
3-1.はじめて出会う育児の百科(0〜6歳) 汐見稔幸・榊原洋一・中川信子 (小学館)
マタニティ時代から5歳まで使える、題名の通り育児の百科です。
発達のこと・病気や体のこと・言葉の発達のこと・スモールステップで育つ子についてなど、困ったことがあったらこの百科を手に取れば大体のことはわかるんじゃないかなと思います。
少しですが、お歌やおもちゃ作り・離乳食作りについても載っていて便利です。
私は長女の出産時に買って、未だに愛用していてたくさん付箋が貼ってあり使い込んでます。笑
3-2.『へこたれない子になる育て方』高濱正伸 プレジデント社
ママと子ども舎も私の娘もお世話になっている、花まる学習会代表の高濱先生の本です。
『社会でメシを食える力をつける』ことをスローガンに、幼稚園・小学生向け塾を展開している花まる学習会は、せっかく勉強ができて良い大学や良い会社に入れても、社会に適応できずドロップアウトする『メシが食えない』若者がたくさんいる今の日本の教育を問題視しています。
2010年度の引きこもり状態の人は、70万人と言われ実際にはもっといると言われています。
この本の中で、『子育てに正解はない。大事なのは、お母さんが今日心から笑えているか?』とあります。
じっくり読んで、逆境をもはねかえせる力をつけるためにはどうしたら良いのか考えさせられる本です。
3-3.『子どもの心の発達がわかる本』 小西行郎 (講談社)
著者は『日本赤ちゃん学会』を立ち上げた専門家なので、赤ちゃんについて最新の科学的に明らかになっている脳の仕組みや言葉についてなど、きっと「へ〜そうなんだ♪」と新しい発見が見つかる本です。
4.話題の育児書
4-1.『一流の育て方』 ムーギー・キム/ミセス・パンプキン(ダイヤモンド社)
一時期、どこの本屋さんでも話題の本として平積みされていたこの『一流の育て方』。
気になったので本を持ってレジに行ったら、娘のお友達のママが店員さんとしてレジにいました。
このインパクトのある本の題名『一流の育て方』に、「へー。この人、自分の子を一流に育てようと思ってるんだって思われてるよね…」と、なんだかとても恥ずかしかったことを思い出しました。(*^^*)
リーダーシップのある一流のエリートと言われる人たちはどんな育ちをしてきたのかなど、アンケートやデータを元に育て方のポイントを細かく書いてあります。
読んで感じたのは、子育てにどの子にも当てはまる正解も教科書はないこと。
子どもに何をさせるか?よりも親の生き方や、人生観も子どもに与える影響は大きいなと思いました。
5.子育て雑誌編
活字がいっぱいの育児本に疲れた時は、カラー写真がたくさん載っている子育て雑誌もおすすめです。
5-1.『クーヨン』(クレヨンハウス)『かぞくのじかん』(婦人之友社)
子どもと一緒の暮らしを、豊かに幸せに楽しめるような雑誌。
子どものおやつレシピや、掃除の仕方、季節ごとに梅ジュースの作り方やお漬け物の漬け方などが掲載されていています。
6.まとめ
たくさんの子育てに関する本や雑誌をご紹介してきましたが、いかがでしたか?
本当はまだまだご紹介したい本がたくさんあるので、またいつかおすすめ育児本第二弾を書きたいなと思います。
コラムの中でも書きましたが、子育てに正解はないですよね。
でもいろいろな育児本に共通して書かれていて、きっとすべての子どもに当てはまる方法があるとすれば、大きくふたつあると思います。
ひとつは、『あなたはそのままでいいんだよ♡』と等身大の子どもをそのまま認めてあげること。
ふたつ目は、ママが心から笑えることかな。
100点満点ママなんていないから、ここで一緒に悩んで迷って子どもとの生活を楽しんでいきましょう♪
迷ったり悩んだら、またぜひこちらのママと子ども舎を覗きに来てくださいね。
あなたに合う答えのヒントが見つかるかもしれません。
おうち子ども教室♡いちご組
関連記事
やなぎ あいこ
最新記事 by やなぎ あいこ (全て見る)
- 大自然の中で感性を磨く!石田勝紀先生と【農業✖️教育1dayイベント】 - 2023年8月27日
- 9月子育て応援サロンココロ - 2023年8月27日
- 一生もの体験しよう!石田勝紀先生監修【農業✖️教育イベント】募集 - 2023年5月8日
- 柏|【子育て応援サロンココロ♪】はじまるよー♪ - 2023年3月1日
- お母さん業は超優秀スキル! - 2021年7月14日