こんにちは。看護師のいいだです。
ここ何年も夏になるたびに「今年は猛暑になるでしょう」って予報を聞いている気がしますよね。
お日様の光を浴びて、子供達はグーンと成長するこの季節。
ただ、体力の消耗も早い季節です。
夏といえば熱中症も怖いし、日焼けも嫌だ。公園にいったら蚊がいるし・・・
そういってると、結局お家にこもってクーラーに当たり、気づけば今日もテレビを見せて終わってしまった・・・。って後ろめたい気持ちになっちゃう。
どうしたら夏でも子供の遊びたい気持ちを汲んで楽しく遊べるかな?ってお母さんたちの声をよく聞きます。
こんな時はどうしているかな?保育園の子供たちを見てみましょう。
覗いてみると、夏でもお外遊びもたくさんするけれど、夏ならではの活動もたくさん入れていますよ。
その代表が何と言っても「お水遊び」
小さな子供は大きなプールがなくっても、バケツやいつもは捨ててしまうペットボトルの空き容器なんかで飽きることなく遊び込める力を持っているんです。
今回は、初めての夏を迎える赤ちゃんから、1歳、2歳、まだ大きなプールは早いかな?ってお子さんに。
夏の水遊びが2倍にも3倍にも楽しめる手作りのおもちゃと、遊び方をご紹介していきたいと思います。
ちゃんと準備をしたら小さな赤ちゃんだって暑い夏に楽しめて、冷たいお水は気持ちいなって季節を感じることができるんです。
ぜひ夏ならではのお楽しみを見つけてくださいね
目次
1. 簡単ペットボトルシャワー基本形の作り方
では早速おもちゃ作り基本形から始めます。
そもそも赤ちゃんってなんでこんなに好きなんだろうって感心するぐらいペットボトルが好きなんですよね。
キャップの上からかぶりついたり、カシャカシャ振り回してみたり。
容器が透明になっているのも、中の液体の動きが動くのも全てが楽しいのかもしれません。
今回はこのペットボトルを使ってシャワーを作りますよ。お気に入りを作ってあげてくださいね。
用意するものは少ないのですが、穴を空けるために千枚どうしやハサミ、カッターを使いますので、作業はお子さんがお昼寝をしている間などお子さんの手が届く場所ではやらないでください。
それだけを注意してスタートします。
1-1. 準備するもの
●500mlペットボトルのから容器 ●ハサミ ●あればカッター ●千枚通し(キリ)
●ビニールテープ(あれば2.3色) ●麻紐
ペットボトルは炭酸が入っていたものが硬くて壊れにくいのでオススメです。
1-2. 容器を作る
空のペットボトル、ちょうど半分ぐらいの場所にカッターで切り目をつけます。(今回は点線をつけましたが、もちろん大体で大丈夫です)
そこから横に一周ハサミを入れて、ペットボトルの上を切り落とします。
1-3. 切り口を保護する
切り口を触ると危ないので、切ったところにビニールテープをはり、保護してくださいね。
1-4. 持ち手をつけ穴を開ける
先ほど切り落とした上部にセンマイ通しで穴を空けます。(対角線上に2箇所)
その穴に、麻紐を通して持ち手をつけてまずはバケツが出来上がり♪
次に、下の方にシャワーが出るように穴をランダムにあけていきます。
この時、上の方に穴をあけると水が早く落ち切ってしまうので、真ん中から下側に開けた方が楽しめます。
ついつい夢中になると怪我をする恐れがありますので、ここは注意してくれぐれも怪我のないようにやってくださいね。
1-5. 完成です♪
いろんな色のビニールテープがあれば、それで模様付けしてもいいですし、ビニールテープをハートやお星様がたに切り抜いてペタペタ貼っても可愛いジョーロができますね。
教室では1歳半ごろのお子さんにはお母さんと一緒にシール貼りの活動も兼ねてかわいい形のテープで模様付けを一緒にやっています。みんな真剣に作ってくれますよ♪
お母さんが手を添えて一緒にやってみてくださいね。これで完成です!
2. ペットボトルシャワー応用編「タコさんシャワー」
おまけに応用編、タコさんシャワーもご紹介しちゃいます。え?これがたこ??
そんなこと言わないでくださいね笑。
ちゃーんとお水を入れたら、タコになります!!
既製品ではぞうさんのお鼻がシャワーになった「ぞうさんシャワー」がありますが、こちらもなかなかどうして。
とっても可愛いシャワーになんですよ。ぜひトライしてみてください
2-1.準備するもの
●ペットボトルから容器(四角いもの) ●ペットボトルのキャップ ●ビニールテープ(赤)
●ハサミ ●麻紐 ●目打ち ●油性マジック ●ボンドまたはアロンアルファ
今回は、後で加工しやすいように、アイスコーヒーや野菜ジュースが入っている四角い形をしたペットボトルを使います。
2-2. 容器を作る
先ほどと同じようにまずペットボトルを半分ほどに切り落とし、切ったところをビニールテープで保護し、持ち手となる場所に目打ちで穴を開けます。
2-3. お口をつける
次に取り出すのがペットボトルのキャップです。キャップにマジックで◎を書きます。
そしてキャップの先にボンドをつけて、先ほど作った容器の真ん中あたりに貼り付けます。(しっかりくっつくまで触らないでくださいね)
2-4.タコさんシャワーの完成♪
お口の上にマジックでお目目をつけます。
あとはタコの足8本! ペットボトルの下側に目打ちで穴を8箇所開けてくださいね。
(白いガムテープで補強して、足となる穴を10本開けたら「イカさんバージョン」もできちゃいます。お時間のある方はこちらもどうぞ♪)
これは飾っておいてもよくわからないおもちゃ。
ぜひお水を入れてシャワーにしてみてください。ね、タコさんになったでしょ。可愛いフォルムにほっこりしますよ♡
大人も童心にかえってついつい「じゃーじゃー」って繰り替えしちゃいますね笑
3. スポンジで作るお水遊びおもちゃ
次にご紹介するのがキッチンにあるスポンジです。
キッチンスポンジは大体が3つ4つセットで売っていますので、お子さんにも少しお裾分けを♡
小さな子供でも遊びやすいおもちゃができちゃいます。
こちらも頑張れば1分でできちゃいます!3分クッキングならぬ1分おもちゃ作り!!
早速作ってみましょうね。
3-1. 用意するもの
●キッチンスポンジ ●マジック ●輪ゴム
今回も材料少ないですね! キッチンスポンジは網がかかっているもの、長くなって自分で好きな大きさに切り落とせるものなど、元々がハートなどの形になっていないものなら、なんでも使えます。
3-2. スポンジ金魚の作り方
スポンジの端っこにマジックで「目」を書いて、反対側の端っこを輪ゴムでくくる!!
はい完成♪ 簡単すぎで笑えちゃいますが、これを何個も作ると金魚すくいごっこもできます。
子供はスポンジを持つ(握る)だけで水がシュワーっと出てくる感じが不思議なようで、お水遊びの時間中ずっとこの金魚を絞って遊ぶ子供も見られます。
スポンジの大きさを変えてお母さん金魚、○○ちゃん金魚、なんかを作るのもいいですね
3-3. スポンジキャンディの作り方
これも簡単すぎですが、真面目にお伝えします笑
長方形のスポンジの両端をそれぞれ輪ゴムでくくるだけ!!
はい、キャンディスポンジの出来上がり♪
これもたくさん作るとお水遊びの中でおままごとやお買い物ごっこに大変身します。
4.いざ!お水遊びデビュー
さぁ、とっても簡単にたくさんのおもちゃができたところでお水遊びスタートです。とは言っても早速大きなプールに連れていくわけにもいかず。
まずはお水になれること、お家プールからのスタートです♪
広いお庭がなくってもできる0歳からのお水遊び。早速どこでどうやって??を見ていきましょう。
ベランダプール、お水遊びというと、おもちゃ屋さんを覗いて空気を膨らませて作るあのビニールプールを思い出す人も多いのではないでしょうか?
もちろん形から入るのもアリですが、そこまでしなくってもお水遊びってできちゃいますよ。
4-1. お風呂でお水遊び
えー?それ??って思う方もいるかもしれませんが、実はこれが一番簡単♪
だって、シャワーは出るし、もちろん排水機能もバッチリですよね。日焼けを気にする必要もないし、ご近所の目を気にすることなくいつでもできちゃいます。
我が家では子供が小さな時は、お昼寝から起きたら寝汗を流すついでにお風呂場へ直行コースがお約束でした。
浴槽にお尻がつかるぐらいのぬるま湯を入れ、シャワーを出したり、洗面器で遊んだり。
最後はお湯で温めて終えられることもいいですよね。
仲良しのお友達が来た時も、水着がなくっても下着だけで一緒にお風呂プールをして遊ばせました。
ザ・裸の付き合い!!ですよね。もちろん、今でも仲良しの子供達ですよ♡
4-2. バケツやタライ、あるものでお水遊び
次がこの方法、これでも十分「お水遊び」が楽しめます。
ベランダが狭くっても、小さな台の上に、プリンカップ、ペットボトルのから容器、お砂場遊び用の子供バケツ、プラスチックのスプーンなどを用意してあげましょう。
水に触れる、すくう、流す・・・こう言った感覚は液体である「水」でしかできない感触です。遊び混んでいる時にはそっとしてあげてください。
霧吹きも大活躍!どれだけかけてもお水をジャバーッと流して遊ぶより、遥かに濡れる量が少なくすみます。ついでにお花にもシュッシュってやってね。でお手伝いにもなりますね。
子供がお水を使って遊んでいる時間は、きっと「想像」して、「創造」して遊び込んでいる時間です。
この集中している時間は、子供をぐんと成長させますよ。大人は事故がないようにだけはしっかり目を配り、遊びの邪魔はせずに見守りやくに徹してあげてくださいね。
少し大きなものが置ける場合は、バケツ、沐浴で使っていたベビーバス、衣装ケースなんかも活用できますね。
ベビーバスがベランダプールに早変わり!! まだ泳いだりできない小さな赤ちゃんはこの中にお座りして好きなだけお水を流して遊ぶこともできます。
我が家ではもともとおもちゃのぬいぐるみ入れとして使っていたタブトラックスというバケツが大活躍しました。もう10年経ちますが、劣化なし!の優れもの。
普段はぬいぐるみを入れて、夏になるとぬいぐるみはお部屋の端に並べられて・・・お水遊びグッズになっちゃいます。
この中で壺湯のように浸かっている娘・・・かわいかったなぁ♡
要はお水が入れば何でも大丈夫!お家にあるものでぜひ代用してみてくださいね。
4-3. ビニールプールで本格プール
最後が本格的にベランダプールを始めたい方に・・・
この時に注意していただきたいことが一つだけあります。それはご近所さんへの気配りです。
マンションのベランダでする時は排水口が小さい場合が多く、お水が溢れ出てしまってトラブルになることがあります。
また、柵の間からお水を飛ばしてしまって階下のお洗濯ものがビッショビショ・・・こんなトラブルもあるようです。
始める前にお水を流す場所を確認してからお家にあった大きさのプールをご用意くださいね。
では早速用意です。子供は素足で出入りすることが多いので、下にレジャーシートや人工芝をひいて怪我予防をしましょう。
またベランダは思っている以上にお日様に当たってコンクリート部分が高温になっていることがあります。やけどやケガをしないように必ず確認してからプールのスタートです。
次に温度です。保育園では「水温+気温≧50℃」になるように設定しています。
ただし、年齢が小さくなればなるほど温度には気をつけたほうがいいですよね。
お天気が良くって風ができるだけない日に、できたらお風呂の残り湯やお湯を足して、あれ?ちょっとぬるめかな?ぐらいのお水(ぬるま湯)を用意します。
遊び込んでいても10〜15分で一度水分補給や休憩を入れましょうね。
水から出ると体温を奪われやすくなりますので、しっかり上がった後は拭いて肩や足の露出が少ないお洋服を着せてあげてください。
お家の場合は、上がったら、お風呂場でお湯シャワーも気持ちがいいですね。
そして最後にお水遊びの注意点。
乳幼児は10cmの深さがあれば溺れると言われます。
たとえ洗面器でも顔を突っ込んでしまうとパニックになって上げられないことがありますので、くれぐれも大人が目を離さず遊ぶことが大切ですね。
5. まとめ
子供達が小さな頃、我が家では夏はお水遊び、冬はお風呂場遊びを毎日のように楽しんでいました。
もちろん遊びに来たお友達も一緒です。このお友達、実はママと子ども舎を一緒に立ち上げた共同代表のyanagiとその子供達。
私達は長女が1歳の時にママ友として知り合ったのですが、出会って数ヶ月経ち、(いや1ヶ月ぐらいだったかも笑)、本当に意気投合して、一緒に「自分たちの欲しかった子育て支援の場所を作ろ!!」って子育て支援活動をスタートさせました。
出会ってから、本当に毎日毎日朝から晩まで親子で「いっしょ」の生活をしていたなぁ。
朝起きて「じゃぁ今からお家に行くね」って電話をして、掃除が終わったらどちらかの家に子供達を連れて集合です。
ミーティングと称してお菓子を食べながら作戦会議をしている横で、子供達も自由に遊び混みます。
そして少し飽きて来た頃にやって来ていうのが「お水で遊んでいい?」の言葉。
プリンのカップやジョーロを持ってベランダで遊んでいる姿を眺めながらあーでもない、こーでもないと二人で尽きることなく作戦を立てたり、準備をしたり過ごしていました。
子供達は、ベランダで遊ぶだけなのでお洋服で遊んでいるのですが、30分もすると必ず誰かがべっちょべちょ。
こんな時、最後はもちろんお風呂です!
夏はこのままお風呂場でぬるま湯を張って遊びます。冬は帰って寝るだけだからって夕飯も一緒に食べてお風呂に入って帰ります。
旦那さんたちにもよく呆れられていたっけ。
今回作ったシャワーやスポンジも、こうやって遊んでいる我が子のために作って喜んでくれた姿が原点です。
もちろん水遊び用のおもちゃも買っていたのですが、こういった何でもないものや、少し手をかけたものが取り合いになるぐらい人気なんです。
けれど、これ、保育園や子ども教室で出しても一緒なんですよね。
お母さんも「こんなに簡単なら私でも作れちゃう!」って喜んでくれますし、おしゃれなお母さんはどんどんデコったり、イラストを描いたり作る方も作ってもらう方も盛り上がります。
ただのペットボトルなのに「ママが作ってくれた私のおもちゃ」ってちゃーんとわかっていたり、夏が終わってもお風呂で遊んでいますよってご報告もたくさんいただきました。
いきなりスイミングで習って潜る!もいいのかもしれないけれど、夏だから夏を感じて遊べる遊び、そして誰にも強制されない自由な遊びがすべての原点。
可愛いシャワー「あっかかっちゃった、ごめんね」ってすれば、実はシャワーが怖いお友達だって大丈夫かもしれない。
遊びにはこうやって子供達を強くたくましくするパワーもあるんですよね。
お友達が来た時も「お互い様」でシャツにパンツの軽装で、思う存分夏のお水遊びを楽しんでくださいね。
お水遊び→裸の付き合いまで行けたら一生の友達ができるかも!ですよ笑
おうち子ども教室♡いちご組
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