こんにちは 飯田です。
お昼まで走り回っていた子供が夜になるとぐったり、熱を図ると38 ℃、39℃!どんどん上がっていく体温にお母さんも振り回されることがあります。一緒におばあちゃんやおじいちゃんと住まれている方は「座薬で熱を下げなさい」「熱の間はお風呂入れないで」そう言われるかもしれません。けれど、熱があるけれど案外元気そうにしている時ありませんか。夜間だと朝まで待っていいのか、夜間診療に連れて行った方がいいのか悩むこともありますね。
今回は子供が熱を出した時の対処の仕方・お母さんができる手当についてお話ししていきたいと思います
目次
1.子供に熱が出た時の原因と受診のタイミング
1-1.熱を出す原因は何だろう
生後半年をすぎると赤ちゃんは生まれてくる時にもらってきた免疫が減ると同時に外出する機会も増えますし、そこら中の物を舐めたり触ったり、またたくさんの人と出会うことでウィルスや細菌に感染しやすくなります。
小さなうちは何度も熱を出し、少しづつ抵抗力をつけて大きくなっていきます。だから熱が出たからと言ってお母さん、「私が外に連れ出したからだ」と、ご自身を責めないでくださいね。
熱は 体の中に入ってきたウィルスや細菌と戦う反応です。この繰り返しで少しづつ免疫力も高まり、抵抗力もついていきます。焦って熱をすぐに下げるより大切なのは原因を知り、その対応を考えることです。原因を知るために赤ちゃん、お子さんの様子をしっかり観察してください。
1-2 今すぐ病院へ行く?様子を見る?
さっきまで元気にしていた子供が熱が出てぐったりしてしまうと大人は焦ります。だからと言ってすぐに病院に行くのも考えものです。
病院に行ってさらに違う病気をもらってくるのも心配ですし、熱だけや(少しの咳や鼻水があっても)多くの感染症は、自分の免疫力で病原体と戦い2,3日で治っていきます。
実は熱が出ること自体より、それに伴う他の症状…例えば・食欲はどうか・元気はあるか・嘔吐していないか・身体に発疹が出たり腫れたりしているところはないか を知ることが 何に感染しているのかを考えたり、対処をして行く上で重要で、まずお母さんはその見極めが必要になってきます。
病院へ行くポイントをまとめて見ましたので確認して見てくださいね
●生後半年までの赤ちゃんは38℃以上、生後半年以上でも平熱より+1℃以上の熱が続くとき
●明らかにぐったりしているとき、視点が合わないとき、機嫌が悪いとき
●嘔吐・下痢が続くとき、おっぱいを飲まない、食欲が減ったとき
●身体に発疹・腫れなどが出ている
●鼻水がつまり息が苦しそう、寝付けない。
●咳が止まらない
●熱が3日以上続いている
熱は感染症以外でも例えば熱中症、脱水や川崎病などでも上がることがあります。また、ただの熱や元気のなさと思えることでもお母さんの「何かが違う」そんな第六感で重い病気が早期に見つかることもありますので、そんな時も受診していいかと思います。
病院に受診する際には熱がいつから出て、どう変化しているのか。他に症状がないか、周りで流行っている感染症はないかなどをまとめて医師に伝えるようにしましょう。
2.熱がある時家庭でできる対処方法
2-1.発熱時の水分や食べ物は何がいい?どれぐらい必要?
しんどい時、大人でも食欲が減りますね。これは赤ちゃんや子供も同じです。2,3日は食事が取れなくても大丈夫、ただ赤ちゃんは体の70%が水分でできていますし、熱とともに出る汗、嘔吐でも水分は奪われていきますので水分が取れているかはしっかり確認しましょう。
乳幼児は1日1kgあたり100mlの水分が必要と言われますので、お子さんの体重で一日の必要な水分量を計算して見てくださいね。
(5kgのお子さんで1日トータルで500mlが目安です)
母乳の赤ちゃんは母乳、それ以外のお子さんは経口補水液(体を作っている電解質に近い成分が入っています)、お白湯などから水分補給を心がけましょう。みかんジュースなど柑橘系は胃腸を刺激することがあります。おかゆやゼリー状の喉越しの良いものを少量づつ与えてあげてくださいね。
2-2.子供が熱がある時、お風呂はどうする?
寒気がある時 熱の上がり始め、上がっている途中はやめましょう。熱が上がりきった時、汗をたくさんかいた後などはシャワーや短時間のお風呂でさっぱりすることができます。お風呂は新陳代謝を良くしたり、爽快感を得る目的で入りますので気分が悪くないか確かめた上で 湯冷めしない様に脱衣場も暖かくして素早く入リましょうね。冬場はお昼の陽が出ている時間帯に入るのもいいかと思います。
お風呂好きの我が家では病気のときの特別メニュー?で足湯をよくしていました。ソファーに座って足を大きなたらいに浸かる時間。ラベンダーやティートゥリーのアロマオイルを垂らし温めます。お姉ちゃんは「お熱は嫌だけど、足湯はやめられない〜」と今でも言っています笑
足湯もお風呂も湯冷めしない様に部屋を暖かくすること、上がった後は水分をきちんと拭き取り暖かくすることが大切です。
2-3.子供に熱がある時の過ごし方
大人は38 ℃の体温計を見ただけで寝込んでしまいそうになりますが、子供は案外強いもの。熱が落ち着いたらケロッとして外にいきたがったりしますが、やはり熱がある間は安静にさせましょう。
機械音がするおもちゃ、ゲームは神経を刺激し疲れますので、絵本を読んであげたり、お絵かきをしたり、室内でゆっくり過ごすのがいいでしょう。
教室に来てくれたおかあさんに聞いてみると…
●図書館でたくさん絵本を借りて来た
●私自身が病気の時はすりおろしりんごを作ってもらった思い出があるので子供にも特別に作ります
●子供と一緒に撮りためてあった子供のビデオを鑑賞
●パソコンから塗り絵をダウンロードしてやらせる
●おもちゃをいくら出しても怒らない。好きなだけ遊ばせる
なんて意見が出ましたよ。皆さん苦労されている様ですがご覧のみなさまも我が家のとっておきの過ごし方見つけてみてくださいね!
3.最後に…子供を看病をするお母さんへ
子供が熱を出したり病気になると一日中だっこをして過ごすこともあるかもしれませんし、病院に連れて行ったりおかゆを作ったりいつもの何倍も気が張り詰めます。子供の熱が治った途端、お母さんがダウンしたなんてこともよく聞きます。
最初にもお伝えしましたが熱が出たのは誰が悪いわけでもない。この子が大きく強く育っていく上で必要な大切な成長の時間なんだ。そう思うことが大切なのかもしれません。こんな時は少しぐらい洗濯物が溜まってもしょうがない。そんな気持ちでおかあさんやお父さんも一緒に休息を取ってくださいね。家族みんなで復活!を目指しましょうね。
おうち子ども教室♡いちご組
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いいだ よしこ
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